詩人の部屋 響月光

響月光の詩と小説を紹介します。

2020-10-03から1日間の記事一覧

アバター殺人事件(三)& 詩

詩 異質の感性 こちら側の感性は あちら側の感性の吐き出す汚水に流され 丸い油球となって漣に揉まれ漂うのだ 嗚呼、永遠に溶け入ることはできない芳香油よ お前は泥水に転がされながら身を丸くして クルクルと目を回しながらも必死に我慢し どこに漂うか分…