詩人の部屋 響月光

響月光の詩と小説を紹介します。

2021-05-24から1日間の記事一覧

小説「恐るべき詐欺師たち」六 & 詩

詩 ヤンゴンの街角で (失恋色々より) あるとき素敵な身なりの女性が街を歩いていると 道端にうずくまる物乞いから声を掛けられた 「奥様、いくらかのお恵みを……」 女性は通り過ぎようとして男を一瞥し 驚きのあまりに立ちすくんだ 男は恥ずかしそうに垢だ…