詩人の部屋 響月光

響月光の詩と小説を紹介します。

2019-04-14から1日間の記事一覧

四月の詩Ⅱ ネクロポリスⅠ 老人は力尽き、モノトーンの冥界に落とされた 出迎えた人々はどれも見覚えのない顔をしていて 死顔のように白く、穏やかな微笑みを浮かべていた 「生前親交のなかった方々が出迎えてくださるとは……」 「意外ですな、いつも気にかけ…