詩人の部屋 響月光

響月光の詩と小説を紹介します。

2020-11-21から1日間の記事一覧

戯曲「ツチノコ」六 & 詩

詩 ゴミ男の告白 あるとき私の鼻の穴に一匹のハエが飛び込んだのです ハエは一日ほど生きていて鼻の中を這いずり回っていましたが とうとう力尽きて胃袋のほうへ落ちていきました そのときから私の心にハエの魂が宿るようになりました 私の嗅覚はいままで親…